第25章 ♡Story22♡ 熱愛発覚!?
「藤城さん、これを見せられても彼女じゃない......
一人の友達と言い切れますか?」
「っ......」
「っ......」
固まる二人をよそに、ニヤニヤするオカッパーズ。
「っお前ら......」
(初めから、これだけを狙っていたのか......?)
「っ......」
二人が何を言えばと考えている時...
「お客様、申し訳ありませんが他のお客様に迷惑かける行為はお止め下さい。」
一人のホテルマンが5人の元にやって来て、オカッパーズの3
人には部屋に戻るよう言う。
ホッ
「「......。」」
百合と柊は自然と力が抜けた。
「っいや!私達は......」
「この場にふさわしくないお客様は、すぐホテルから出て行くようお願い申し上げます。」
「「「っ......」」」
「お客様、部屋に戻って頂けますね?」
「っわかった......」
3人は渋々部屋に戻っていた。
「お客様、大変ご無礼致しました。今夜はゆっくりお休みになってください。」
ホテルマンの男性はお辞儀をすると、自分の持ち場へと戻っていた。
「「っありがとうございます......」」
((っ助かった......))
「はぁ......」
百合はその場にばたりと座り込んだ。
「っ百合ちゃん、大丈夫?」
すぐ百合の元に駆け寄った柊。
「っはい...あんな近距離で質問攻めされたのは初めてだったので......」
(まさか本当に写真を撮られていたなんて......)
「今日は、もう寝よっか?」
「はい、そうします......」
二人は明日に疲れを残さないよう寝ることにした。