• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第25章 ♡Story22♡ 熱愛発覚!?


「この抱き合っている二人の男女......
明らかに藤城柊さんと玉森百合さん、ですよね?」



「「っ......」」



見せられた写真というのは、




『......わりぃ、ずっと余計な心配かけて......』

『う、うぅぅ......(泣)』

ポンッ...
『百合......』

『っ......』

太輔は百合を抱きしめ、頭に手を置く。

『ごめんな百合......ずっと、辛い思いをさせて......』

『ぅ......太、輔......』

百合は抱きしめる力を強める。

『......。』

太輔も何も言わず百合を抱きしめる。

『っう...うぅ......』

『......もう少ししたら、帰るか?』

『うん......』

"カシャ"

『っ!』

"カシャカシャ"

『......百合、いきなり顔あげてどうした?』

『っ今......カメラのシャッター音が聞こえたような気がして......』

『ぇ......まさか、マスコミか?』

『っでも、気のせいかも......太輔は、分らなかったんでしょ?』

『あぁ......でも、ここから離れよう。なんか、やな予感がする......』

『うん......』




以前百合と太輔が行った星の丘公園の展望デッキで抱き合っていた時の写真だった。



また、涼介と馬淵が以前ネット上で見た出回っている写真でもあった。



「っ......」
(あの写真......確かに俺と似ているけど、
あれは俺じゃない......っじゃあまさか......)



柊は百合の方を向いてみる。



見てみると百合は目を見開き、明らかにショックを受けていた。



「っ......」
(あの写真の人物は、百合ちゃんと......藤ヶ谷さんの?)



「藤城さん、これを見せられても彼女じゃない......
友達の一人と言い切れますか?」



「っ......」



「っ......」
(っどうしよう...あの写真、柊さんじゃなくて太輔なのに......
このままじゃ柊さんに迷惑かけちゃう...っでも、太輔にも迷惑かけちゃう......




っ私は......一体どうすればいいの?)
/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp