第5章 ♡Story2♡ ......見て?
藤ヶ谷side
俺が紫鶴大学に来て数日が立った......。
他の先生方が言ったように、
緊張するのは初日だけだった......。
授業の方も上手くいき、生徒達との関係も良好。
「藤ヶ谷先生、ね!緊張したのは初日だけでしょ?」
「はい、生徒達も皆友好的なんですね。」
俺と北山先生は話をしながら帰るところだ。
少し早いが今日の授業はもう無いので少し早めに出た。
因みに敷地が広いのでまだ大学内を歩いている......(汗)
そしてしばらく歩くとやっと門が見えてくる。
「にしても、職員室から門までが凄く長いですね......(汗)
北山先生はもう慣れてるんですか?」
「僕はやっと慣れてきたところですよ(笑)
敷地が広いですからね~」
「大変ですね......(苦笑)」
歩いていると、門に近づくにつれて何故か
生徒達がざわついている......。
「.....?なんか生徒達ざわついてません?」
「誰か有名な人でも来てるんですかね?」
「ねぇ、門のところにいる女の子!凄く可愛くないッ!?」
「ホントだ!制服着てるから高校生ってところだな!」
「あれって七華高校の制服じゃない?」
「やっべ、俺超好みかも!」
「顔も小顔でスタイル良いし......女子ながらも
憧れちゃうな~」
「彼氏待ちですかね?」
「そんなところじゃないですか?」
「にしても此処からじゃよく分かんないけど、
かなり可愛い子みたいですね~」
......何だろう...どっかで見たことあるような......
俺がそんな事を思っていると、女の子が
こっちのほうを向いて彼氏がいたのか、
大きく手を振っている。
「やっぱり彼氏待ちっぽいですね(笑)」
「みたいですね。」
すると女の子がこっちに向かって走ってくる......。
しかもすごく嬉しそうに。
女の子は目の前にいる男子大学生のとこに
行くのかと思ったが......。
「...ぃ...先生...藤ヶ谷先生~!」
え゜!?......俺ッ!?
走ってくる女の子......
ぁ、まさかあの子......