第5章 ♡Story2♡ ......見て?
放課後...
「皆凄い乗り気だったな......(汗)」
「ホントな(笑)」
「でも、皆応援してくれるって言ってるし...
先生に振り向いてもらえるように頑張るよ!」
「ッ...そう、だな......頑張れよ!」
陸は一瞬引きつった顔をしたが、
笑顔で百合に言う。
「ありがとう、陸。」
「あぁ、ところで先生にはどうやってアピールすんだ?」
「ぁ、それはね......実はさこの間の卒業式ね、
外食先で先生と会ってね!」
「外食先で?」
「うん、そしたら先生ね......今年から紫鶴大学の方に
移ったみたいなの。」
「紫鶴大学って、あの有名な?」
「うん、だから行ってみようかなって!
学校から遠いわけじゃないし!」
「へぇ~......まぁ頑張れよ!今から行くのか?」
「うん!試しに行ってみる!」
「そッ...じゃあ、気をつけていけよ?」
「ありがとう!じゃあ陸、また明日ね!」
「あぁ、いってら~!」
百合は陸に手を振り、駅の方に走っていく。
「......頑張れよ、百合......。」
陸は切なそうそに百合を見送った。