第25章 ♡Story２２♡　熱愛発覚！？

「っ！？......しゅ、しゅしゅ柊さん！」



『っおい百合！』



「ぇっと柊さん......」



「......。」



百合が問いかけても柊は黙ったままで、百合をただ強く抱きしめていた。



『っ百合！おい百合！』



そして電話の向こうからは、百合の名前を呼ぶ太輔の声が聞こえている。



その呼ぶ声は段々荒々しくなっていた。



「し..柊さん...この状況は......」



「こうしていたい......」



「っ柊さんこういう事は、好きな人に......だって柊さん、



この間大切な人がいr..「百合ちゃんだよ......」...っ」







「俺にとって大切な人は......








百合ちゃん、君なんだ......」







「っ柊さん、変な冗d..「冗談じゃないから。」...っ
柊さん！...離してください......」
(っ電話、切ってないのに......)



『百合！......っ返事しろ！』



「......嫌だ。」



「っ柊さん......」



「俺は、百合ちゃんが好きだ。
最初に出会った時から......」



「っ......」
(意味、分んないよ......だって私達はただの......)



百合が状況を飲み込めず固まっていると、



柊は百合のスマホを手に取り......



「......もしもし。」



『っ......』



太輔から掛かってきた電話に出る。



「っ柊さん！？」



『っ何で、お前が......』



「俺......彼女のことが好きです。
一人の友人じゃなく、一人の女の子として......」



『っ......』



「彼女と彼方が、お互いに特別な存在だっていう事は分っています。......でも、
俺が彼女を好きな気持ちは変わっていませんから......」



『っやっぱり君は、百合のことを......』







「えぇ、好きですよ。













俺が初めて......好きになった人ですから。」










『っ......』




「っ柊さん......」