第25章 ♡Story22♡ 熱愛発覚!?
???Side
とある部屋、一人の男はタブレットを見ていた。
はは......まさか百合ちゃんが、
"あの男"と一緒にね......
百合ちゃんも酷いね、
俺の方がずっといい男なのに......
でも直にわかるよ?
俺の方が、君を理解している、
俺の方が幸せにできるってね......
あはっ
あはははははっ!
君はどのみち"俺のモノ"になるんだ!
そう思うとぞくぞくしてきた!
会う時が楽しみだね......
"俺だけの"......百合ちゃん?
一人の男は、広い部屋の中でずっと笑い続けていた......。
コンコン...
男が笑い続けていると、扉をノックする音が聞こえる。
「◯◯◯様......」
「なんだ?」
「"例のモノ"を、お持ちしました。」
「あぁ..."あれ"か......
こっちに持って来い......」
「かしこまりました。」
男の執事らしき人は、男に"あるもの"を渡す。
「"これ"が、ねぇ......(黒笑)」
男は怪しい笑顔を浮かべた......
"これ"があれば、君の姿が見えなくてもいつでも一緒だね♪
今までは携帯のGPSでしか場所が分からなかったけど......
"これ"さえあれば...君の場所だって、
"キミノコエ"も、
わかるよ......
今日は東京ディズニーランドか......
あの変な髪の、"オカッパーズ"だっけ?
くれぐれも、百合ちゃんに危害を加えたり、
怖がらせるようなことをしないでくれよ?
もし危害を加えるなら、"あの男"だけでいいから、さ♪
男は再び怪しい笑顔を浮かべる......
じゃあさっそく、"これ"を使ってみようかな♪
"あの男"もいるっていう事は、気に入らないけどね......