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藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第25章 ♡Story22♡ 熱愛発覚!?


駐車場に行ってみると、眼鏡と帽子で変装した柊が車の近くで立っていた。



「柊さん!」



「......百合ちゃん、おはよう(微笑)」



「おはようございます!」



柊の元に走っていく百合だが...



こけっ



「ふぎゃっ!」



足を捻りこけそうになる百合...



「っ百合ちゃん!」



柊は咄嗟に百合の腕を引っ張り自分の胸元に引き寄せた。



「っ......」



柊の胸元にスポッと入った百合。



「百合ちゃん大丈夫?足、挫いてない?」



「はい大丈夫です!すいません......
前にも似たようなことが、ありましたね(苦笑)」



「そういえば、そうだったね。
あれは公園だったよね?女の子の風船を取ろうとした時に桜の木から落ちて......」



「柊さんが、受け止めてくれたんですよね(苦笑)



『『きゃあぁぁ!!』』


『っ危ない百合!!』



本当にあの時はありがとうございました!」



「ううん、あの時咄嗟に呼び捨てで呼んじゃってごめんね(苦笑)」



「いえいえ!柊さん、大分待ちましたか?」



「俺は10分前くらいに着いたから、そんなに待ってないよ。
それじゃあ行こうか。」



「はい!」



「前の方に乗って大丈夫だよ。」



「ありがとうございます。」



百合は助手席に座ることにした。



柊が助手席のドアを開け百合を乗せたのと同時に...



カシャカシャ...



「「っ!?」」



向こうからカメラのシャッター音らしきものが聞こえた。



「っ......」
(っまた、同じシャッター音...あの時と、同じ......)



「百合ちゃん、早く乗って......
きっと百合ちゃんのことは変装で解っていない。」



「っぁ...はい......」



柊に言われるがままに乗る百合。



百合を乗せた後、柊も運転席に乗る。



「っ......まさかとは思っていたけど、
オカッパーズか......」



柊が音のした方を見て小さく呟いた。



「っオカッパーズって......」
(パパラッチの......)
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