第24章 ♡Story21♡ 熱愛疑惑
『もしもし?』
「もしもし柊さん?百合です!」
『百合ちゃん、意外と早かったね(笑)』
「t..うちの親、大丈夫って言ってました!」
『そっか、なら良かったよ(苦笑)』
「(笑笑)......それで柊さん、日にちの方はどうしますか?
ドラマの撮影日と日曜以外だったら大丈夫です!」
『俺もドラマの撮影日と......ライブのある15日以外だったら大丈夫かな?』
「なら、平日に行きますか?平日なら比較的人も少ないと思います!」
『そうだね。でもハロウィンの時期と被ってるし、
それなりに混むとは思うけど、休日よりはいいかもね。』
「じゃあ何日にします?一応ドラマの撮影日は......」
百合はスケジュール帳を見ながら会話を進める。
「......わかりました、19日月曜の6時半ですね!」
『朝早いけど、大丈夫かい?』
「大丈夫です!6時半までに、◯◯の駐車場までに送ってもらいますから!」
『わかった、じゃあ6時半に。変装もしっかりしてきてね?』
「はい!」
行く予定は決まったわけだが、百合と柊は他愛のない話をした。
百合が電話を掛けて15分程が経ち、
太輔もタオルで頭を拭きながらリビングに戻ってきた。
「......?」
(百合、誰と話してんだ?)
リビングに来たわけだが、百合は何やら楽しそうに電話で会話をしていた。
「(笑笑)......あれ面白いですよね!
何か意外です!A.N.JELLの皆さんもエ●タの神様見るんですね(笑)」
『主に勇気がかけるんだよね(苦笑)
それで俺らも釣られてみるって感じかな?』
「柊さんはどんな芸人さんが好きなんですか?」
『俺かい?うぅん......とくにいないかな(苦笑)』
「(笑笑)......私は最近、本能●の変にはまってます(笑)」
『あれ学生にはやっているやつだよね?(笑)』
「はい(笑)」
「......電話の相手は藤城柊?」
(何かすげぇ楽しそうに話してんな......)
電話の相手と楽しそうに話している百合を複雑そうに眺める太輔。