第5章 ♡Story2♡ ......見て?
「百合も、上がりなさい。」
「うん......。」
百合は靴を脱いで家の中に上がった。
リビングに行くと、お父さんとお兄ちゃんがいた......。
「2人とも......ただいま......あと、
昨日は何も連絡しなくてごめんなさい......。」
「おお、随分早かったな!もう少し陸の
家でゆっくりしてても良かったんだぞ?」
お父さんは、意外と普通だった......。
お兄ちゃんは......
「あ、おかえり百合。」
お兄ちゃんも普通だった。
「......お兄ちゃん、
昨日は何回も電話に出られなくてごめんなさい......。」
「別にしょうがないだろ?疲れて寝ちゃったんだから。」
「うん......。心配かけてごめん......」
「俺も、キツく言い過ぎたし......こっちもゴメンな?」
「ううん!」
お兄ちゃんと気まずくなるかなと思ったけど......
普通に話せて良かった......。
心の中でそう思う百合であった......。