第23章 ♡Story20♡ 結婚披露宴
その翌日、百合は何事もなかったように撮影に向かった。
「百合ちゃん、いつもと変わっていなかったね。
休んで落ち着いた?」
「はい!ご心配をおかけしました(苦笑)」
そしてドラマの撮影も無事に終えたのだった。
ドラマの撮影をしながら、時はあっという間に経ち結婚式の日である日曜日に入った。
正装に着替えた二人だが...
「制服じゃなくてフォーマルドレスで行くのか?」
「うん!イ●ーヨーカドーでせっかく買ったんだし♪
大丈夫、お嫁さんより目立たない控えめなドレスにしたし!」
どうやら太輔がいない間、涼介と一緒にイ●ーヨーカドーに行ったらしい。
「わざわざ山田君呼んだのか?(苦笑)」
「うん!←
涼介さんも全然okって言ってたし変装も誰か分らないってくらいにしていったもん!」
「......あまり目立たない方がいい気がすんだけど(苦笑)」
現役モデルをやっているなだけあって
ヘアスタイル、メイクも少ししているため若干目立っている。
ちなみにヘアスタイルはツインテールではなくアップにしている。
メイクの方は控えめに薄いピンクのリップにチーク。
まつ毛はビューラで上げたくらい。
ドレスはピンクのパステルカラーをベースに
真ん中には少し大きめの黒リボンにスカートは3段フリル、黒のボレロを合わせた。
靴はヒールが高すぎないピンクのミュールに小さい黒リボンが着いている。
「ピンクをベースに黒を入れてみたの!
可愛さの中に大人っぽっさアリ!的な♪......どう!?」
「なんかいつもと雰囲気が違い過ぎる......(苦笑)」
(百合ってツインテールのイメージが強いからな(苦笑)
髪型が違うだけ全然違う......(汗))
「イイかな!?」
「あぁ、イイんじゃねぇか?普段より大人っぽくて。」
「ふふふ...🎶」
嬉しそうに頬を染める百合、だが......
「.....。」
(でも目立たないか不安で仕方ねぇわ......(汗))
居るだけで目立ちそうな百合を見て少し不安に思う太輔なのだった。