第22章 ♡Story19♡ 一難去ってまた一難...
その後風呂にも入り、百合は自分の部屋で寝ていたが......
「......っ」
百合が眠りについてしばらく、百合は咄嗟に目を覚ました。
「ぅ、うぅ......」
(っ怖い......暗闇も怖いよ......)
百合は衝動的にベッドを抜け出し、ある部屋に向かった。
「......ふぅ、テスト問題はこんな感じか?」
百合が目を覚ましたころ、
太輔は自分の部屋のパソコンでテスト用紙の原稿を書いていた。
「......よし、俺もそろそろ寝っか......」
太輔がベッドに入ろうとした時...
ガチャ...
「......?」
誰かが扉を開ける音がした。
「......百合?」
「太輔......」
部屋に入ってきたのは百合、
胸元には今年の裕太からのプレゼントだったであろうテディベアを抱いていた。
百合のその姿は、何かに怯えた小さな子供のようだった......。
「百合、眠れないのか?」
コクッ
「......。」
百合は頷き...
「一緒に、寝てもいい?」
「......あぁ、こっちにおいで?」
「......。」
百合は早歩きで太輔の元に行く。
ぎゅっ...
「百合......」
(凄く、震えている......)
太輔に抱き付いた百合は肩を震わせていた。
「......怖い。怖くて眠れないの......
ぬいぐるみとかも、置いてても......」
「大丈夫だ、俺がついている。安心して眠りな?」
コクッ
「......わかった。」
そして二人はベッドに入った。
ベッドに入った百合は、
ぬいぐるみと一緒に太輔を抱きながら深い眠りについた。
太輔の胸元に顔を疼くめながら寝る百合は
安心したかのように安らかに眠っていた。
「......。」
太輔も百合の頭を撫でながら、そのまま眠りについた。