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藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第22章 ♡Story19♡ 一難去ってまた一難...


『じゃあまた明日、迎えに行くよ。』



「了解です......」



『明日は念の為に帽子、眼鏡、マスクをしてきておいてね?出来たら、髪形も......』



「はい、いつどこで見られているか分りませんもんね。」



『うん、今回の手紙の件ばかり気にしていると
他のヤラカシも出てくるかもしれないから......』



「はい......」



『......じゃあ、今日はゆっくり休んでね?』



「わかりました、お休みなさい。」



『お休み......』



こうして涼介との電話を切った。




「山田君、なんだって?」



「うん、学校はしばらく休むようにって......外出も、必要最低限に......」



「そっか.....てなると撮影とかない日は、
お前ひとりになるのか......」



「っうん......」



「俺がいない間、一人で大丈夫か?」



「うん......外にいるよりは安全だし。
大丈夫だと、思う......」



「......。」



「っだから太輔は余計な心配することないよ?
安心して仕事n.."ぎゅっ"...っ太、輔......」



「......無理して笑うな。」



「っ......」



太輔に抱きしめられている百合。



「俺は不安で仕方ねぇよ......お前のことが......」



「太輔......」



「帰りは、出来るだけ早く帰ってくる。
もしそれでも駄目なら、有休でもとってお前の傍にいる......」



「っ......」
(太輔......)



「っ太輔、私は大丈夫だよ?
だってこういうのって芸能人には付きものなんでしょ?(苦笑)
私、もう少し強くならなくちゃ......」



「百合......」



「だから有給まで取らなくていいよ?
だって......学校で生徒さん達が太輔を待ってるでしょ?」



「......。」



「その心遣いだけでも嬉しいもん(微笑)」



「百合、お前......」
(百合、いつの間にかこんなに大人になったんだな......




























俺が思っていたよりずっと......)
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