第21章 ♡Story18♡ まさかの同棲!?
「これは私達が初めてデートした時のやつ!
この時の太輔ね、私や係員さんに乗せられて撮ったんだよ(笑)」
「そうだったの?」
「うん!写真は苦手って言っておきながらノリノリだったよ(笑)」
「なんかまだ思い出さないけど......凄く恥ずかしい様な気がする.....。」←
「(笑笑)......で、これがイルカショー!
写真は撮ってなかったけど、イルカ達のジャンプで服が少し濡れたの(笑)」
「俺達に、そんな事があったんだね......」
「うん!......やっぱり、まだ思い出さない?」
「ごめん......思い出しそうなんだけど、
なかなか思い出せないんだ......。」
「そっか.....でもゆっくり思い出していこ?
時間はいっぱいあるんだから!」
「ありがとう百合ちゃん。気が楽になったよ。」
「......なら、良かった(微笑)」
「っうん......」
「......?どしたの?」
「っ何でもないよ(苦笑)......他にも何かあるの?」
「あるよ!これはねぇ......」
「......。」
太輔Side
「......なら、良かった(微笑)」
「っうん......」
何だろう、今少しドキってなったような気がする......
俺達は付き合っていたらしいけど、
そういう実感は正直感じない......。
でも彼女の笑っているところを見るとこっちも自然と笑顔になれる......。
やっぱり彼女は......俺にとってかけがえのない存在だったのかな......?
「......?どうしたの?」
「っ何でもないよ(苦笑)......他にも何かあるの?」
「あるよ!これはねぇ......」
「......。」
それから色々な写真を見たけど、
思い出せそうで思い出せない......。
でも写真から伝わってくる楽しそうな雰囲気、
俺も彼女も凄く楽しそうだった。
何で思い出せないんだろ?
何で、一番"失くしたくない記憶"を......
失くしちゃったんだろ......。