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藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第20章 ♡Story17♡ 記憶


裕太Side


百合を柊さんに任せて、



俺と涼介は藤ヶ谷先生がいる病室にいたんだけど......



「っ藤ヶ谷先生......」



藤ヶ谷先生は頭に包帯を巻いていたが、



命に別状はないとのこと......でも......



「裕太君と山田君も......
ありがとな、わざわざ来てくれて......」



「っ......」
(俺達の事......覚えているの、か?)



ならなんで百合の事は......



藤ヶ谷先生は本当に記憶喪失なのかと疑うくらい俺達の事をわかっていた。



まるで、百合が冗談で言ったかのように......



(っ何でだよ......)
「っ藤ヶ谷先生......」



「......?」



「俺が......誰の兄か、わかりますか?」



「ぇ......裕太君って妹がいた、のか?」



「っ!?」
(本当に......覚えてないのか?......百合の事......)



「藤ヶ谷さん...裕太さんは百合ちゃんのお兄さんです......。」



涼介は複雑そうにしながら言う。



「......そっか、だから玉森って同じ苗字だったのか......
さっき北山先生が言っていたよ。」



「っ......」
(全く百合のことを、っ分っていない......)




『......私にとって太輔は、かけがえのない人なの......』


『私は......太輔のこと、信じているから(微笑)』


『......愛してるよ。先生や生徒なんて、関係なく......』




っ......あんなに、愛し合っていたのに......








ねぇ藤ヶ谷先生......





なんで百合のこと、





忘れちまったんだよ......





貴方になら、百合を





『二人は結婚を前提に付き合っているのかしら?(笑)』←

『『ぇ......』』

『ちょっと母さん!』

『彼のような人だったら百合を任せられるわ!
ねぇ貴方?』

『あぁ、藤ヶ谷君のような人だったら私も大歓迎だよ(笑)』

カァァ...
『『......。』』


















任せてもいいって思ったのに......
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