第5章 ♡Story2♡ ......見て?
放課後...
「じゃあまた明日ね!百合!」
「うん!バイバイ、美香ちゃん!」
放課後の帰り道、美香ちゃん達と別れると、
私と陸の2人だけになった......。
「......どうする......?百合......、
俺の家......来るか?」
陸が気まずそうに言う。
「......おばさん達とか、大丈夫なの?」
「あぁ、今朝から2人とも都外出張でな......
今日は、俺だけだ......。」
「そっか......陸のとこって共働きだもんね。」
「......あぁ。」
「......今日は......陸の家でいっぱい話そ?」
「そう、だな......。」
私達は手を繋いで、陸の家へ向かった。
「何か......久しぶりだな......
陸の家に来るの。」
「まぁ、朝は俺が百合の家に行ってたからな......。」
そうだね。と私が言うと、私は靴を脱いで家に上がる。
「じゃあ、飲み物とか用意してくるから
先に部屋行ってて?部屋、わかるだろ?」
「うん、じゃあ先に部屋に行って待ってるね。」
「あぁ。」
私は2階に上がって陸の部屋へと向かう。
陸の部屋に入るのは小学校以来だな......。
そんなことを思いながら陸の部屋に入る。
しばらくして...
「遅くなってわりぃな......ほい、百合の好きな
なっちゃんといちごポッキー。」
「ありがとう!陸。」
「ポッキーはたまたまあったんだ。」
「そうなんだ~」
「まぁ食べようぜ。」
「うん!」
私達はお菓子を食べながら、早速学校から出された宿題を
一緒にやっている。
「ここ分かんねぇ......なぁ百合、ここ分かるか?」
「え、どこ......あ、ここはね......。」