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藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第19章 ♡Story16♡ 事故...


校舎を抜け走り続ける宏光。



「っ......あの校舎か......」



ちらっと見えた窓からスタッフと思われる人達が



かなり慌てている様子が覗えた。



「誰か事故に巻き込まれたのか......」
(っもしそうだったら......
百合ちゃんじゃありませんように!)



だが宏光の願いは



全く違う意味で叶うことになるのだった......。



宏光は隣の校舎に入り、



事故が起きたと思われる2階へと駆け上がる。



宏光が2階に来たのと同時に......



「っ百合ちゃん!?」



2階に上がってみると、涼介、団司......



そして徹平に抱きかかえられ、



気を失っている百合の姿があった。



「っ北山先生!」



「何故ここに......」


「さっきデカい音が聞こえたからな......
やっぱり事故なのか?」



「はい...じt..「すいません!重症患者がいます!
どいてください!」



涼介が状況を説明しようとした時、救急士と共に



ストレッチャーに運ばれるある人物の姿が現れた......。



「っ......!?」
(嘘...だろ.....?)





っ何でこの人が......




「藤ヶ谷先生!」



ストレッチャーに運ばれていたのは



頭から血を流していた太輔だった......。




何でだよ......何で!



「......事故の原因は、照明器具の不具合でした......
それで......っ藤ヶ谷さんは......」



涼介は少し苦しそうにしながら説明する。



「っ......」



もう......何となく解っちまったじゃんかよ......



「藤ヶ谷さんは......百合ちゃんを庇ったんです。
百合ちゃんの上に、

落ちてきた器具から百合ちゃんを守るために自ら....」








っ藤ヶ谷先生......。
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