• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第19章 ♡Story16♡ 事故...


医務室...



百合が気を失ってしばらくが経った......。



「精神安定剤を打っておきましたから、
いくらか落ち着くでしょう......」



百合は医務室のベッドで



涼介達に見守れながら眠っていた。



「っありがとうございます。」
(百合ちゃん......かなりショックを受けたよね?
でも大丈夫、絶対......






藤ヶ谷さんは助かるから。)



涼介は百合の手を握りながら心の中で囁く。








宏光Side


事故が起こる少し前...



「ふぅ......これを資料室に片付けて終了t..
"ガシャン!".....っ!?」



荷物を片付けるため資料室に向かっている途中、



隣の校舎と思われる方から



何かが崩れ落ちたような音が聞こえた。



「っ一体何が......」



そのデカい音に気付いた他の教員や学生達は



ソワソワし始める。



「一体何が、起きたの......?」



「おい、
あそこら辺でドラマの撮影しているんじゃなかったか?」



「っ!?」
(もしかして百合ちゃんも巻き込まれたんじゃ......)



俺が漠然としていると



偶然近くにいた二階堂が俺の元に来る。



「っ北山先生......一体何が起きたんでしょうか......」



「っわからねぇ......でも、
事故っていうのは間違いない......」



「あそこ、
確か百合ちゃん達が撮影しているところですよね?
もしそうだったら......無事だといいんですけど......」



二階堂は百合ちゃんと同じ学校の先輩ながら



悲しそうに音がした方を見ていた。



「......俺、ちょっと心配だから行ってくる!
二階堂、代わりにそれ資料室に置いといて!」



「ぁちょっと北山先生!?」



二階堂に荷物を押し付け、



宏光は音がした校舎に向かって走って行った。



「っ無事でいてくれますように!」
(もし百合ちゃんに何かあったら......











藤ヶ谷先生、すげぇ悲しむじゃんかよ......)







宏光はただ百合が無事でいることを願いながら走る。
/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp