第19章 ♡Story16♡ 事故...
「最近A.N.JELLの追っかけパパラッチがいてな......
何かと特ダネを掴みだかって来るんだよ......。」
「そうなんですか?」
「あぁ、通称オカッパーズ。」
「お、おか......オカッパーズ?」
いきなりのネーミングセンスに驚く涼介(苦笑)
「おう!髪型がそのままおかっぱだからオカッパーズ。」←
「......(苦笑)」
「まぁ本題になるとだな......
最近はA.N.JELLの目を付けているから
ドラマの話もどこかで手に入れただろう......。
ドラマが始まれば活動幅も広がるからなぁ......」
「大変なものなんですね......」
「あぁ、大変ってもんじゃないぜ!
百合ちゃんもあっという間に全国に名前が知れ渡るし、
追っかけファンも出てくることがあるから気をつけろよ?」
「はい、そうですね。百合ちゃんには、
いろんな人を魅了する力がありますから......。
にしても、本当に藤城さんは百合ちゃんに気が....?」
「あれはどう見たってあるだろ!?
女に特に興味のない柊が......ああだとねぇ(笑)」
「......。」
「後思ったんだが山田君!」
「はい?」
「あの藤ヶ谷先生と百合ちゃんはどんな関係なんだ?」
「ぇっと......百合ちゃんが小学生の時に来た、
元教育実習生の先生なんですよ。
百合ちゃん、凄く懐いていたみたいですから。」
「なるほどねぇ...じゃあ彼も気を付けた方がいいだろうな。
写真を撮られたらえらいこっちゃだからな......」
「そうですね......」
(あとで二人にちゃんと言っとかないと、
やばいかもな......)
涼介は百合達がいる方へ視線を向ける。
「......。」
(マネージャーの俺が、しっかりと守らないと......
二人の...恋の為にも......)