• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第19章 ♡Story16♡ 事故...


「ねぇ百合ちゃん。」



「......?柊さん、どうしたんですか?」



「演技の部分で相談したいことがあるんだ。」



「え!?私なんて全然役に立たないですよ(苦笑)」



「大丈夫だよ、ピアノのシーンのところなんだけどね......
ピアノは百合ちゃんのほうが経験あるでしょ?」



「まぁ......」



「ここなんだけどさ......」



柊は偶然台本を開いていた



百合の台本のページに指を指す。



その為自然と密着状態になる二人......。



「っ......」



太輔はそんな二人を見て少し眉間にしわを寄せる。



「......。」
(藤ヶ谷さん......)



たまたまその様子を見ていた涼介と馬淵は......



「何だ柊の野郎......
やっぱり百合ちゃんに気あんのかよ(笑)」



「ぇ、それってどういう......」



「どういうってそのままだよ山田君!
この間、百合ちゃんにプレゼント渡しただろ?」



「......えぇ、ブレスレットですよね?
百合ちゃんいつも着けていますよ。
凄く有難いって......」



「そのブレスレット、だいーぶ!
時間をかけて選んだみたいだしな。

アイツ真剣に選んだだろうよ、すぐ電話に出る柊が
何回掛けても出なかったからな(笑)」



「そ、そうなんですか......
でもうちの事務所は恋愛禁止ですから(苦笑)」



「そこなんだよなぁ!そんな規則がなければ、
もっと柊だってアプローチ出来るだろうによ......
可哀想なもんだぜ......」



「は、はぁ......」



「にしてもあの藤ヶ谷先生って人、
本当に柊に似てるよな......」



「世界には似た人が3人いるって言われてますしね(苦笑)」



「パパラッチに間違われないといいけどな......
特に百合ちゃんと仲もよさそうだし、
ドラマが始まれば熱愛噂もそれなりに出るからな......」



「......。」
(熱愛噂、か......)
/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp