第18章 ♡Story15♡ 撮影開始!
「ねぇ藤ヶ谷先生!」
「......何?」
「そんなしかめっ面しないでよ(苦笑)
良かったらこっちに来て話さない?ここじゃあれだし(笑)」
「......。」
さらに顔を歪める太輔(苦笑)
「だって今日は午後の授業ないんでしょ?」
「......ねぇけど。」
「じゃあこっちに来て話そうよ!」
「俺一般人だし無理。」←
「即答じゃん!柊さんもいいって言ってるし大丈夫だよ!」
「......。」
「......じゃあ私が直接行く!」
「はあぁ!?」
「だってそっちから行く気ないなら
私が行くしかないでしょ?」
「別に来なくていい!」
「じゃあこっちに来て話そうよ(笑)」
「......。」
(何か凄い強引なような気がすんだけど......(汗))←
太輔が顔を歪めていると、
一旦窓を後にした柊が再び顔を出す。
「藤ヶ谷先生、監督からも許可貰いましたから
遠慮なく来て大丈夫ですよ。」
「監督からOK貰ったんですか!?」
「うん、監督は優しい人だからね(苦笑)」
「へ、へぇ......(苦笑)」
(こんな事って普通あるの......(汗))←
「藤ヶ谷先生!
百合ちゃんからもよく貴方のことを聞いていて、
一度話してみたいなって思ってたんですよ。
お時間に余裕があればこちらで話しませんか?」
「......(汗)」
(アイツ余計な事を......どうせ、
俺と似ているっていう話でもしたんだろ......(怒))←
「無理にとはおっしゃいませんよ?」
「せっかく柊さんや監督さんからも承諾貰ったんだから、
こっちで話そうよ太輔!」
「っちょ...おまっ!?」
勢いあまって太輔と呼んでしまった百合。
「ぁ......(汗)」
(もう先生呼びより太輔呼びの方が長いからつい.....(汗))
「ったく......」
(変に疑われたらどうすんだよ......)
「......。」
そんな中柊はただじっと二人のやりとりを見ていた。