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藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第18章 ♡Story15♡ 撮影開始!


百合Side
 

スタッフ達と軽く挨拶をした後撮影に入った。



最初は外での撮影の為、周りには見物客でいっぱいだった。



「人がいっぱい......(苦笑)」



「こんな大勢の中での撮影は緊張するけど、
お互いに頑張ろうね百合ちゃん。」



「は、はい柊さん!」
(でもやっぱり緊張するな......(汗))



「二人共、準備の方は大丈夫かな?」



「「はい!」」



百合と柊が話していると前から比嘉監督がやって来る。



「じゃあ日が暮れないうちに早速撮影を始めよう。」



「「はい、お願いします!」」



そして衣装に着替え撮影はスタートした。



「まずは奏と音姫が出会うシーンだ。
物語が始まる大切なシーンだからしっかり頼むよ。」



「「はい!」」



最初は音姫が下校中のシーンから始まる。



百合がスタンバイをする頃には



エキストラの人達もスタンバイしていた。



(セリフも覚えたし......きっと大丈夫......のはず!)



「百合、余計な事は考えなくて大丈夫だぞ。」



「は、はい!」
(リラックス...リラックス......)



百合は自分に言い聞かせ、心を落ち着かせる。



「じゃあ掛け声に合わせて撮影スタートだ。
......よーい、はい!」



監督の掛け声とともに演技スタート。



『はぁ、音楽室空いてなかったな......
いつもなら空いているのに......』



音姫は鞄からクリアファイルを取り出す。



『今日は作曲した曲を弾いてみたいと思ったのに......』



音姫自身が作曲した曲の楽譜を取り出し、



音符に合わせ小さな声で口遊む。



『ラ~ラララ~🎶~~♬~♩♪...』



音姫が歩きながら歌っていると、



風で楽譜が飛ばされる......。



「~♪~~....っ大事な楽譜が......」



音姫は風で飛ばされた楽譜を追いかけ......



「はーいオッケー!
百合、初っ端からいい出来だ!」



最初のワンシーンはまさかの一発OKだった。



「ホッ......」
(何か一気に力が抜けちゃったよ......(苦笑))
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