第18章 ♡Story15♡ 撮影開始!
最初のワンシーンを撮り終え...
「よし、次は柊もだ。
柊が飛ばされた楽譜を拾うシーンからやるぞ。」
「はい。」
柊は校門先前に立ち...
「......よーい、はい!」
撮影再開...
飛ばされた楽譜は校門先まで飛ばされる。
『......。』
偶然校門先にいた奏は飛ばされてきた楽譜を拾い......
『......っすいません!』
そこへ音姫が走ってくる。
『......この楽譜、君のかい?』
『は、はい...ぇっと......ありがとうございます!』
深くお辞儀をする音姫。
『......これ、君が作った曲?』
『ぇ.....ぁ、はい......』
音姫はゆっくりと頭を上げ、奏を見上げる。
『ちょっと来てくれる?』
奏は音姫の腕を引っ張り校舎に歩き出す。
『え!......ぁ、っあの!』
「......はーいオッケー!
二人共初主演とは思えない演技だったよ。」
「「ありがとうございます!」」
「今日の外での撮影はここで終了だ。
次は校舎内で撮影をする。ここで一旦休憩を取ろう。」
ここで一旦休憩が入った二人。
「何とか最初のシーンを撮り終えたね。」
「はい!......少し緊張しましたけど(苦笑)」
「そうだね(笑)」
「柊さんは緊張しなかったんですか?」
「俺も緊張してたよ?」
「緊張してたようには見えませんでしたよ(笑)」
「そうかい?(笑)」
「はい(笑)」
「二人共、お疲れ様です。」
涼介はドリンクを持ってくる。
「ありがとう山田君。」
「ありがとうございます、涼介さん!」
二人は涼介からドリンクを貰う。
「どういたしまして(微笑)......ぁ、
そういえば百合ちゃん。」
「はい?」
「これ、落ちてたよ(笑)」
「あ゛ー!ネックレス!?」
涼介が百合に渡したものは
太輔から貰ったネックレスだった。
慌てて受け取る百合。
「もう落とさないよう注意してね(苦笑)」
「はーい(苦笑)」
(もしなくしたらえらいこっちゃだよ......)