第18章 ♡Story15♡ 撮影開始!
百合はまだ手を振っており、
太輔は半分放心状態のまま固まっていた。
「......もうっ!」
そんな俺に見兼ねた百合は怒りをあらわにする。
「藤ヶ谷先生、
百合ちゃんに手を振んなくていいんですか?(笑)」
「そしたらアイツは調子に乗るだけですから(怒)」←
そう、アイツは調子に乗るだけだ......(汗)
山田君もそんな百合を見て苦笑い中...
しまいには俺に対してあっかんべーをしてきた百合。
(おいおい、小学生じゃねぇんだから......(汗))←
俺が呆れ半分にしていると
百合の後ろにある人物が姿を現した。
「......。」
「お!主演の柊君じゃん!
何かあの二人結構親しそうっすね(笑)」
現われたのはA.N.JELLの藤城柊。
何やら百合と親しそうに話していた。
「番組見た時より仲良さそう......
打ち合わせとかも含めて仲良くなったんですかね?」
「俺が知りませんよ......」
「藤ヶ谷先生、顔顔!(汗)」
どうやら自然と顔が険しくなっていたらしい......。
たまたま向こうを見ていると、藤城柊と目が合う......。
「......。」
(見た目だけだと、鏡を自分で見ている気分だな......)
しばらく目が合った後、
彼は百合の腕を引っ張り歩き出す。
「......。」
そして太輔は再び顔を険しくさせ......
「だから顔顔!(大汗)」←
「ぁ...すいません......」
「やっぱり嫉妬してる(笑)」
「......。」
「ぁ、黙り込むって事は素直に認めるんっすね(笑)」←
「だからアンタn..「遅くなってすいません!」....?」
太輔が北山先生を怒ろうとした時
前から警察官の制服を着た青年二人が走って来た。
「大変遅くなって申し訳ありません、
神奈川県警警察学校の者です。」
「いやぁ......
ミスって隣の大学に行っちゃったんっすよ(苦笑)」←
「「っ!?」」