第18章 ♡Story15♡ 撮影開始!
「何で顔険しくしてるんだし!」
「そりゃあそうなるでしょ......(汗)」
(こんな大勢の前でばれたらえらいこっちゃだよ......)
百合が太輔にあっかんべーをしていると......
「百合ちゃんも今来たのかい?」
後ろからある声が聞こえた。
百合は後ろを振り向き...
「っ柊さん!」
背後にいたのは柊だった。
「大声なんかあげてどうしたの?(苦笑)」
「いやぁ......校門先にt..藤ヶ谷先生がいたんで(笑)」
「藤ヶ谷先生ってこの間話してくれた俺のそっくりさん?」
「はい!」
「へぇ、彼がね......」
柊は太輔の方に視線を向ける。
「......?柊さん、どうしたんですか?」
「何でもないよ(微笑)
そろそろ向こうに行こうか?
ここにいると人が増えちゃうしね。」
「...ぁ、はい...」
柊は百合の手を引き、監督たちがいる方に歩き出す。
「.....。」
そんな中太輔は少し顔を険しくしながら
百合達が歩いて行った方を見ていた。
太輔Side
俺達が校門先で警備員代わりをしているところ、だったが...
「もう!いつになったら来るんですか!(怒)」
「なかなかこないですね、警察学校の人達......(苦笑)」
「はぁあ!
今日の撮影終わるまでずっとここにいるんですか?」
「俺達は授業がないから仕方ないですよ(汗)」
中々警察学校の人が来なく、北山先生は少しイライラ気味。
「はぁ......」
俺も小さなため息をついたのと同時に
後ろから大声をあげる人物がいた。
「おーい!!ふーじがやせんせーい!!」
「っ!?」
「......ん?あれ百合ちゃんじゃないですか!
手、振ってますけど振り返さなくてもいいんですか?(笑)」
まさかの百合だった......。
(アイツ、いつの間に....(汗))