第18章 ♡Story１５♡　撮影開始！

そして百合達は...



「うっわぁ......凄い人だかり(汗)」



百合と涼介を乗せた車は校門先まで来ており、



予想以上の人だかりに漠然としていた。



「柊さんはもう来てるって事ですね、この感じは(苦笑)
......ん、あれ？」



百合は校門先にいるある人物に気づく。



「どうしたの百合ちゃん？」



「......あれって太輔と北山先生？(笑)」



「ぇっと......警備員の役割、かな？(苦笑)
一応予定だと神奈川県警警察学校の２人が
来ているはずなんだけど......」



「そうなんですか？」



「うん、何かあったのかな......？」



「単純に遅刻？」



「遅刻はさすがにないでしょ(笑)」



「ですよね(笑)」



ちょっとした笑い話をしながら車を止め、



百合達も現場入り。






「ねぇ、あの子がヒロイン役の人かな？」



「あの子ってどっかで見たことあるなって思ったら
玉森百合ちゃん！？」



「生で見ると超かわいい子じゃん！」



「百合ちゃんもすっかり人気者だね。」



「私なんてまだまだですよ！
......校門先の太輔に手を振ってみても大丈夫かな？」



「え゛......(汗)」



「大丈夫ですよ、ちゃんと
"太輔"じゃなくて"藤ヶ谷先生"って呼びますから(笑)」←



「......(苦笑)」
(そういう問題じゃないんだけどな......(汗))



「おーい！！ふーじがやせんせーい！！」



心配する涼介をよそに声を上げて太輔に手を振る百合。



「っ！？」



そして太輔は百合に気づく。



何故か太輔は顔が真っ青......



「やっほー！」



手を振り続ける百合だが、



太輔は固まっているだけで手を振る様子なし(笑)



「......もう！」
(手を振ってくれるくらいいいじゃん！(怒))



「......あの対応はある意味正解かも(苦笑)」←















「藤ヶ谷先生、
百合ちゃんに手を振んなくていいんですか？(笑)」



「そしたらアイツは調子に乗るだけですから(怒)」←