第5章 ♡Story2♡ ......見て?
「教授、藤ヶ谷先生をお連れしました。」
「おお、やっと来たか。やぁ、待っていたよ藤ヶ谷君。」
「は、はい!大学で講師をするのは初めてなんですけど、
精一杯頑張りたいと思います。」
「そんなに緊張しなくていいよ、藤ヶ谷君。さぁ、
皆さんにご挨拶を。」
「はい、ぇっと......今年から赴任して来た、
藤ヶ谷大輔です。まだまだ未熟ですが、
よろしくお願いします!」
俺は緊張しながら自己紹介をする。
「そんなに緊張しなくていいですよ?藤ヶ谷先生。」
「せやせや!リラックスしぃやッ?」
北山先生の言うとおり、気さくな先生が多い......。
俺は自己紹介を終えるとふとそう感じた。
(何とかやっていけそうだ......よし、
今日から頑張んねぇとな!)
「はい!よろしくお願いします!」
「(^^)」
北山先生が微笑みながらこっちを向いている。
そして俺は北山先生に軽くお辞儀をする。
(初日から頑張っていけそうで良かった......)
俺はそう思いながら、案内された自分の机に荷物を置く。
「ちなみに隣が僕の席です。分からないことがあったら
何でも聞いてくださいね?」
「はい、ありがとうございます!北山先生。」