第5章 ♡Story2♡ ......見て?
北山先生に学長室へ案内された俺は
ノックをし学長室に入る。
北山先生は外で待ってくれるらしい。
「君が藤ヶ谷太輔君だね、遠藤君から、君のことは
聞いてるよ。」
「はい。ありがとうございます。」
俺はその後、学長先生から大まかな話を聞き、
学長先生に挨拶し、学長室を後にする。
「ふぅ......」
「お疲れ様です、藤ヶ谷先生。」
「あ、北山先生。ありがとうございます、
わざわざ待ってくださって。」
「いえいえ!じゃあ次は職員室に行きましょう。
他の先生方も待ってらっしゃいますから。」
「そうですね。」
次の職員室、か......高校の時の職員室はどこか
ゆるい感じがしたけど、ここの職員の方々って
固い人ばっかりなのか?名門大学なだけあって......。
(やっべ......そう考えると緊張してきた......。)
学長室の時もかなり緊張したが、学長先生が気さくな人で
リラックスしながら話すことができたけど......
「そんな緊張しなくてもいいですよ?皆さん凄く気さくで
優しい人ばっかりですから(笑)」
「え゜顔に出てました......?」
「思いっきり、『いま緊張してます。』って
顔してましたから(笑)」
「すみません......(苦笑)」
「別に僕だって、去年来たばっかりですけど.....
僕も滅茶苦茶緊張してましたから。だから緊張するのは
初日だけです。」
「ありがとうございます。少し緊張がほぐれました。」
「なら良かったです。」
俺と北山先生が話をしながら話を進めていると、
職員室が見えてくる。
(よし......頑張るぞ!)
俺は自分に気合をいれ、職員室に入っていく。