第16章 ♡Story13♡ プレゼント
そして車は星の丘公園に向かって走り出した。
車の中...
「ねぇねぇ太輔!」
「ん?」
「私ね!新しいお仕事入ったんだけど......」
「へぇ、何やるんだ?」
「そのお仕事とは何ででしょーか!」
「はぁ?」
「何でしょうか♪」
「うぅん......新しい番組に主演とか?」
「違う!......でも近いかも!」
「テレビ関係?」
「うん!」
「......まさか、ドラマ?」
「ピンポーン!」
「マジでかよっ!」
「マジです(笑)」
「......冗談じゃなくて?」←
「冗談じゃないもん!
明日早速打ち合わせ会議があるんだ!」
「へぇ......役は決まってんのか?」
「どんな役かはわからないけど......
ヒロインに選ばれました(笑)」
「へぇ、ヒロインね......ん?はあぁっ!?」
「今までの中で一番リアクションデカいね(笑)」
「いきなり初主演......?」
「そうだね!主演の人が私を推薦してくれたみたいなの!」
「ある、人?」
「うん!この間のモデルーキー見た?」
「あぁ、見たけど......まさか演技を認められたって事?」
「うん、何かそうみたい(苦笑)」
「まぁ確かに、あの演技は素直に凄いって
言えるくらいだからな。」
「ホントっ!?あの演技良かったのっ!?」
「あぁ、初めてって感じに見えなかったしな。」
「何か......照れるなぁ(照)」
「もっと喜んでもいいだろ?」
「でもこうして言われると照れる!......ぁそうそう!」
「.....?」
「番組見たって事は......何か驚いたことないっ!?」
「驚いたこと?
......お前の兄さんと桂木って人が似てたこととか?」
「うぅん.....それもあるけど!ちょっと違う!」
「......藤城柊って人?」
「そう!凄いんだよ!
太輔と瓜二つなんだもん!」
「......何かそんな話出てたな(汗)」