第16章 ♡Story13♡ プレゼント
「太輔......」
まだ仕事やってるかもしれないのに、
わざわざ電話してくれたんだ......。
「ありがとう!わざわざ電話で言ってくれて!」
『いや、これくらいは当然だし......
あのさ...お詫びがてらかどうかは分らねぇけど......
お前の誕生日の20日の放課後って、空いてるか?』
「......?うん、空いてるよ!4校時以降先生達の会議で
授業潰れちゃうからいつもより大分早く帰れるの!」
『そっか。』
「うん!それがどうかした?」
『いや......俺のほうも講座が午前中しかなくてな。
それで......』
「それで?」
もう何となくわかったような気がするけど(笑)←
『それで.....あぁ...えっと......』
「(笑笑)それで?」
『......俺の方で直接行って、プレゼント......
渡したいんだけど......』
「プレゼントっ!?」
何となく分ってても、
やっぱり言われるとめっちゃ嬉しい!
『......あぁ。』
「やったぁ!直接って学校に来てくれるのっ!?」
『......お前が迷惑じゃなければな......。』
「ぜーんぜん大丈夫!むしろ大歓迎だし♪何で来るの?」
『車で行こうかなって思ってる......』
「おぉ車!やっぱり太輔って車持ってたんだ!
何か持ってそうなイメージだったし(笑)」
『そうか?(苦笑)』
「うん!昔から持ってるイメージ(笑)」←
『昔からって...教育実習生の頃か?』
「うん(笑)」
『俺当時まだ21とか22だぞ?』
「持ってなかったの?」
『まだ学生のうちに買うわけねぇだろ......(苦笑)』
「ふぅん......でも免許とかは取ってたの?」
『まぁ、二十歳の時にな......』
「やっぱり取ったりするんだ!」
『まぁな。
お前もいつか免許取る日とか来るんじゃねぇか?
......不安だけど。』←
「不安って!私が運転下手って事っ!?」
『何かめっちゃ飛ばしそう......』←
「絶対安全運転するし!」
こんにゃろう.....(怒)←