第16章 ♡Story13♡ プレゼント
百合Side
「ばいばい百合ー!」
「うん!ばいばーい!」
プルルルル...プルルルル...
「......?"ピッ"はい、もしもし......」
(涼介さんかな?)
『もしもし百合ちゃん?』
「やっぱり涼介さんですか(笑)」
『(笑笑)もう感覚的についてきたんじゃない?(笑)』
「だってこういった時間帯で掛けてくるの、
涼介さんだけですから(笑)」
『そうかもね(笑)......で、本題だけどね!』
「はい、打ち合わせですか?」
『うん、正解!ドラマの打ち合わせ会議、主演の藤城さんと
百合ちゃんも参加することになってるんだ。』
「わかりました!日程の方はいつなんですか?」
『21日の午後5時からだよ。学校帰りになるけど大丈夫かい?迎えの方は俺の方で直接行くけど......』
「大丈夫ですよ!」
『そっか、なら良かった!じゃあ21日にね!』
「はい!」
電話を切る百合。
「遂にドラマの打ち合わせか......」
頑張らないとね!
プルルルル...プルルルル...
......ん?また電話?
「まった涼介さんが伝え忘れたことでもあったのかな(笑)←
......"ピッ"はい、もしもし涼介さん?
また伝えw..『もしもし百合か?』.....っ太輔!?」
電話の相手はまさかの太輔でした(苦笑)
『あぁ、そうだけど。』
(太輔が電話で掛けてくるのとか珍しい......)
まぁあの日以来、
あんまりLINEとかもしなかったからな......。
「久しぶり!太輔が電話で掛けてくるなんて珍しいね!」
「久しぶり。この間はちゃんと謝れなかったから、
電話で直接言った方がいいと思ってな......
百合、あの時は誕生日のこと忘れてて悪い......。
今はもう分るし、シロツメクサの冠のことも思い出したよ。
本当にすまなかった。お前の気持ちも知らなくて.....』
「太輔......」