第14章 ♡Story11♡ 誕生日
柊Side
「ただいま。」
「ぁ、お帰りなさい柊さん!」
玄関に入るなり勇気が駆け足でお出迎え。
「柊さんまたぶらりしてきたの?」
「そんなとこだな。」
「ふぅん......ぁそんな事より柊さん!」
「どうした?」
「今月号のストボイ読んでたら裕太君と百合ちゃんが写ってたページがあったんっすよ!」
「お前、帰って来てからずっとその話ばっかだな......」
廉は少し呆れながら部屋から顔を出した。
「僕も散々聞かされました(苦笑)」
美男は苦笑いしながらキッチンから出てきた。
「......何か興味深いのでもあったのか?
トークとか......」
「いやぁ~......百合ちゃんが可愛いなって♪」←
ズルッ
「ぁあ...そっち......(汗)」
「百合さんって人気雑誌RABBITの
専属モデルなんですよね!
それも勇気さんに見せてもらいました(笑)」
「コイツ、
コンビニで堂々と女物の雑誌買ったからな......」←
「(笑笑)柊さんも後で見てくださいよ!
百合ちゃんに惚れちゃいますよ~♪」
「......わかった、あとで見せてもらうよ......(苦笑)」
さすがの柊も勇気のペースについていけないようだ。
「あとあとあと!」
「......(汗)」
「おい勇気、柊の奴困ってんだろ......。」
「ぁ...ごめんなさい2人共(笑)
なんかあと少しで百合ちゃんの誕生日なんですよね!」
「そういえば...今日の収録でもその話題が出てたな......
確か7月の20日だっけ?」
「そうなんですよ柊さん!俺からも何かプレゼント
したいって思ったんですけど、何g..「自分で決めろ。」←
......まだ何も言ってないっすよ!?」
「言いたいことは大体わかったよ。
でもそういうのは自分で決めてこそ、
本人が喜ぶんじゃない?」
「ま...まぁ...そう、っすね......(苦笑)」
「流石だな、柊......」
「柊さんが言うと説得力があります(苦笑)」
ってなわけで勇気は柊に頼らず
自分で誕生日プレゼントを決めることにしたのだった。