第14章 ♡Story11♡ 誕生日
「ただいま!」
「お帰り百合!ちょっと帰ってくるの遅くなかった?」
家に入るなり裕太がリビングから出てきた。
「バス乗り過ごしちゃったの(笑)」
「なにそれ(笑)」
「(笑笑)それよりお兄ちゃん、颯太さんとはどうなった?」
「うん!無事仲直り!」
グッドポーズをする裕太。
「よかったぁ!」
百合はホッとし息をなでおろした。
「早速明日飲みに行く約束しちゃった(笑)」
「展開早やっ!」
「(笑笑)
俺も颯太も、お互いにつまらない意地を張ってたみたい。」
「そっか...でも無事に仲直りできてよかったよ!」
「うん!あと、百合にもよろしくって言ってたよ。
『冷たい態度取ってて悪い』ってね。」
「颯太さんが......」
「うん、だから次の収録の時謝るんじゃないかな(笑)」
「あの颯太さんが...皆の前で謝るかな(笑)」←
「それはどうかわからないけど、
アイツのことだから謝るよ!」
「確証はあるの?」
「ない!親友の感(笑)」←
「親友の感ってなによ(笑)」
「そのままの意味!」
「(笑笑)」
「そうだ百合!12日後、百合の誕生日でしょ?」
「うん、そうだね!」
「今年の誕生日プレゼントは何がいい?」
「えぇ?何でもいいよ!気持ちだけで十分だし!」
「逆にそう言われると何がいいかわからなくなるよ(苦笑)」
「プレゼントはお兄ちゃんに任せるよ(笑)」
「はいはい(笑)
じゃあ誕生日、楽しみにしててよ!」
「はーい♪」
「あと12日後...何にしよう......」
百合が返事をした後、
裕太は早速考え込みながらリビングに戻った。
夕飯の時も...
「うぅん......」
裕太はまだ眉間にしわを寄せていた。
「お、お兄ちゃん......(汗)」
「今年のプレゼント、何がいいかな......」
まだ考えていた(笑)