第14章 ♡Story11♡ 誕生日
そして昼休み...
「百合、校庭でドッジしようぜ!」
「ごっめん陸!
今日はどうしても外せない用事があるからム・リ♪」
「......ふぅん。」
(ごめんって言うわりに随分嬉しそうだな(怒))←
「~~♪本当にごめんね(笑)」
「別に、足手まといの女子がいなくて清々するぜ!」
ムッ
「何よ!そっちから言っておいて!」
「ふんだっ!」
陸は完全に拗ね、他の男友達と校庭に走って行った。
「......もう陸なんて知らないもんね!」
百合もそっぽを向き、
給食の片付けを手伝っている太輔の元に走って行った。
「藤ヶ谷先生!」
「ぁ百合ちゃん、
ちょっとこれ片づけてから行くから待っててね。」
「はぁい❤」
(陸と違ってやっさしいぃ❤)
↑『うるせぇやい!(怒)』by.陸
そして片付けを終えた太輔。
「お待たせ百合ちゃん。」
「いえいえ全然♪
じゃあ行きましょー!」
「はいはい(笑)」
太輔の手を引っ張る百合。
(ふふ、恋人同士のデートみたい❤)←
百合はすっかりうっとりモードだった。
校庭にやって来た2人...
「ねぇねぇ藤ヶ谷先生!プレゼントって何ですかっ!?」
「それは後からのお楽しみ(微笑)
プレゼント用意するのに少し時間掛かるから、
うさぎでも見ながら待ってて。」
「はぁい!」
百合はうさぎ小屋の前でうさぎ達に
シロツメクサをあげながら待つことにした。
「プレゼントって何かなぁ♪」
(ちょっと後ろ見てみようかな......。)
百合は後ろを向こうとする。
「まだ後ろ見ちゃ駄目だよ!」
「あ、はーい(笑)」
(あっさりばれたー(笑))
それから数分...
「......よし、できた。
百合ちゃん、出来たから後ろ向いても大丈夫だよ。」
「はーいっ!」
(何かな何かな♪)
百合は期待を膨らませ後ろを振り向いた。