第14章 ♡Story11♡ 誕生日
太輔Side
今百合に誕生日を忘れてた思われ、
盛大に拗ねられている俺。
「むぅぅ......(怒)」
「......(汗)」
けど......
本当は百合の誕生日を覚えている......。
勿論5年前に俺があげたというシロツメクサの冠ことも、
覚えている......。
5年前...
ぎゅうぅ!
「ふーじがや先生!」
「うわっ!ちょっと百合ちゃん......(苦笑)」
「朝っぱらまた抱き付きやがって......(睨)」←
「陸君......(汗)」
いつものように太輔に抱き付く百合。
「今日は何の日でしょーか!」
「えぇ...今日っ!?」
キラキラキラ...
「はいっ!」
大きい目を輝かせる百合。
「ぇっと......(汗)」
(凄く期待の目で見てくるんだけど......(汗))
「なぁんだっ♪」
「うぅん......降参!(苦笑)答えは何?」
「へっへぇん答えはね......」
「......?」
「私の誕生日でーすっ♪」
元気に言う百合。
「今日、誕生日なの?」
「はい!」
「そうだったんだ!分らなくてごめんね(苦笑)
お誕生日おめでとう、百合ちゃん。」
「へへへぇ~❤」
(10年生きてきた中で一番幸せ♪)←
凄く嬉しそうな百合。
「......(微笑)」
「藤ヶ谷先生!
すいませんが荷物運ぶの手伝ってくれませんか?」
「分りました、今行きます!」
「もう行っちゃうんですかっ!?」
「うん......(苦笑)
ぁ、そうだ百合ちゃん。」
「何ですか?」
「昼休み、百合ちゃんにプレゼントがあるから。」
キラキラキラ...
「プレゼントっ!?」
再び目を輝かせる百合。
「うん、だからそれまで待っててくれる?」
「やったぁ!勿論ですっ❤」
「じゃあまた昼休みね。」
「はーい♪」
(ふふふ、すっごぉく楽しみ❤)
期待を胸に膨らませる百合なのだった。