第14章 ♡Story11♡ 誕生日
「私、社長の話を聞いて是非奈央さんに
会ってみたいって!......ぁ、
偉そうに言ってすいません(苦笑)」
「い、いえ!
百合さんのような方が
私の友達になってくれるなんて......」
「じゃ、じゃあ!」
「こんな私で良ければ......」
パアア...
「ありがとうございます!じゃあ今日からお友達です!
じゃあ私達、同い年だしタメで大丈夫かな?」
「は、はi..うん!」
「(笑笑)よろしく、奈央ちゃん!」
「こちらも、よろしくお願いします...百合ちゃん。」
少しはにかみながら言う奈央。
そしてお互いに握手をする2人。
「ぇっと、、ありがとう......私なんかの友達になんかになってくれて......」
「ううん!私の方こそありがとう、これからよろしくね!」
「うん。」
はにかみながら頬を染める奈央。
「奈央-!新しい入荷品が届いたわ!
手伝ってちょうだい!」
「は、はい!今行きます!」
「ぁ、お仕事中だったね......(苦笑)
じゃあまた今度来るね!」
「ありがとう、百合ちゃん。」
小さく微笑んでお辞儀をすると、
奈央は先輩店員の元へ走って行った。
「......奈央ちゃん行っちゃったなぁ.....」
(けどまた会えるよね!)
百合は気を取り直して店内を見ることにした。
1階を見渡した百合は2階に行ってみることにした。
階段を上ると2階には
コスメ用品やアクセサリーなどなどがあった。
(そういえば奈央ちゃん、さっき若い男の人が来たって
言ってたけど1階にはいなかったよなぁ......ってなると
2階にいるのかな!)
百合は滅多に来ない男性客は誰なのか
気になって仕方なかった。
「意外と知っている人だったり(笑)」
そしてその予感が当たるのは数分後であった。