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藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第14章 ♡Story11♡ 誕生日


「すいません、お名前のほうはなんて言うんですか?」



「片桐奈央と申します。」



「片桐...奈央さん......?」
(この名前どっかで......ハッもしかして......)



「......?」



回想...
(大分前です...)

片桐社長との会話で...


『確か百合は今高校1年生だったね?』



『はい、そうですけど...それがどうかしたんですか?』



『孫娘が丁度君と同じ歳でな...機会があれば孫と
会ってやってくれ。』



『はい、喜んで!』



『ただ、孫娘の奈央はなかなかの人見知りでな...
ぜひ、仲良くしてほしい。』



『勿論です!』




(もしかして......)



「もしかして...Annieの片桐栄吉社長のお孫さんですか?」



「え...なぜ、それを......?」



奈央は少し顔を曇らせた。



「実は、私が社長と初めて会った際に奈央さんの
お話が出たんです。その時の話を思い出して、
もしかしてと思って......」



「はい...おっしゃる通り、片桐栄吉の孫です。」



「やっぱりそうだったんですね!
ここでバイトなさっているんですか?」



「はい、私はこう見えて人見知りでして......
祖父もそのことを気にしていて......。」



「つまり、苦手を克服するために?」



「はい、先月に始めたばっかりなんですけど......。」



「苦手を克服するためになんて凄いです!
奈央さんは凄く素敵な店員さんだと思います!
さっきの接待も凄く良かったです!」



「そんな......褒めないでください。
私なんてまだまだ......。」



「もっと自信を持ってください!」



「っ百合さん......」


ニカッ
「もしよければ、お友達になりませんか?」



「え......」



目をパチクリさせる奈央。



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