第13章 ♡Story10♡ ゲストは...
『お前のことが好きだ......
1人の"生徒"としてじゃなくて、
1人の"女性"として。』
『っ......』
柊の瞳は真っ直ぐ百合の瞳を見ていた。
「これは惚れちゃうなぁ(笑)」
「中居さん!いい雰囲気壊さないでください!」
「おめぇも十分壊してんだろ......」←
呆れ顔でYuKiNoを見る颯太。
『った...藤城先生......』
(やばい......
思わず"太輔"って言いそうになっちゃった......。)
『百合......。』
そっと百合を抱きしめる柊。
『っ!?』
『愛してる......。』
柊の言葉に呆然とする百合。
「くうぅぅ!最近の若い奴は(笑)」←
「だから中居さん!」
「おめぇはもっと大人しく見ろよ......。」←
またもやYuKiNoにツッコむ颯太。
『百合は、俺のことどう思ってるの?』
『ぇっと私は...っ私は......』
『ん?』
『......ゎ.....き......』
『聞こえない。』
『っ...私も好き!私だって......
ずっと先生を見てたよ!』
涙ぐみながら言う百合。
『百合......。』
お互いに強く抱きしめる百合と柊。
「きゃあぁぁぁ!」←
「はいカーット!
丁度いいところだけど、このままだとYuKiNoのテンションが
どうなるか分らないからな(笑)」
「えぇ...このあとがお楽しみなのに......。」
(続きが見てみたいけど、なんか複雑......。)
複雑そうに言う陽向。
「ふぅ......。」
大きく息をつく百合。
「百合ちゃん、廉の時と違って大分緊張してたね。」
「す、すいません藤城さん...あはははは......(苦笑)」
(やっと緊張から解放されたよ......。)