第4章 ♡Story1♡ 再会
「この子達ってもう今年で高校生なんですね~。」
「何かこないだまで教育実習生だったのに
あっという間ですよ。時が流れるのって......。」
「そうですね(笑)......あ、アルバム見せてもらって
ありがとうございます!」
「いえいえ、今度は横尾先生のも見せてくださいよ?
俺だって見せたんだから(笑)」
「機会があったら是非!」
「あ、そろそろ他の先生方も来る頃ですね。」
「卒業式まで後少しですからね......今年最後の仕事、
頑張りましょう!」
「ですね!」
お互いに気合を入れた俺達は改めて気を引き締めた。
百合side
「おはよう~」
「おはよう百合!今日はいつもより早くね?」
「だって今日は卒業式だもん......
そう言うお兄ちゃんもいつもより早いんじゃないの?(笑)」
ドヤッ
「まぁね!」
「そのドヤ顔ムカつく(笑)」
「はいはい二人共!せっかく早起きしたんだから
朝食の準備手伝って!」
「「はーいッ!」」
2人は息ぴったりで返事をし、朝食の準備を手伝う。
朝食を食べ終えた百合達は
数時間後に始まる卒業式に向けてそれぞれ支度をする。
百合は自分の部屋で制服に着替え、髪型を整える。
「......よし、これでバッチリと!」
「百合着替え終わったか~?」
「うん、今終わったよ!お兄ちゃん!」
「彼氏君が迎えに来てるぞー(笑)」
「え、陸がッ!?早くない?」
「お前が着替えとかに時間掛かってたからだろ?」
「そんなに?」
「かれこれ20分くらい。」
「意外と長い......(汗)
あ、陸ってさっき来たばっかり?」
「ああ、だから呼びに来たんだよ。」
「そっか!わかった、今行くよ!」
「はいよー。」
百合は急いでカバンを持ち1階まで降りていく。