第12章 ♡Story9♡ バラエティ初収録!
「......アンタら、本当にただの【教師と生徒】の関係?」
「「っ!?」」
「え、颯太さん...どういう意味っすか?」
「そのまんまの意味......どうもただの教師と生徒の関係
とは思えねぇんだよな......。」
「な、何言ってるんですか颯太さん.....
藤ヶ谷先生はよく相談に乗ってもらってる先生で、
他の生徒より少し仲がいいってだけですよ(苦笑)」
「......。」
「だって事務所タレントの恋愛は御法度なんですよ!?
まだ無名の新人なのにそんなこと出来ませんよ(苦笑)」
「まぁ、お前にそんな度胸があるとは思えねぇしな....。」
ムッ
(何か少しイラッとしてしまったのですが......)
「じゃ、じゃあ私達はこれで失礼します!
行こ!藤ヶ谷先生!」
「あ、あぁ......。」
百合は太輔の腕を引っ張り店を出ていく。
「......。」
颯太はどことなく冷ややかな目で2人を見送った。
「颯太さん......何でいきなりあんな事言ったんすか?」
「別に、何でもねぇ......。」
そういうと颯太はお酒を一口飲んだ。
「あーちょっとちょっと!また酔ったらすげぇ困るんで
これ以上飲まないでください!」
「一口飲んだだけだろうが......。」
「ダメ×5!ぜぇぇぇぇったいダメ!!」←
陽向は凄い形相で拒否する。
「......(汗)」
さすがの颯太もちょっと引き気味のようだった。
「絶対もう飲まないでください!......ぁ、そうそう!
藤ヶ谷さんの同僚さん達も一緒に帰らなくて
いいんっすか?」
「俺達はもう少し経ってから帰るよ(笑)
ね!横尾先生!」
「......?そうですね。」
横尾先生は一回頭を傾げたが、
何かを理解したのかすぐに承諾した。
「......?ふぅん、そうっすか......。」
「......。」
颯太はまたお酒を一口飲み......
(......アイツ等、本当にただの【教師と生徒の関係】に
思えない理由は何だ......?)
「あ゛ぁぁぁ!?だから飲むな!」←
陽向がまたもや凄い形相で怒鳴る。
「お前、鬱陶しいぞ.....(汗)」←