第12章 ♡Story9♡ バラエティ初収録!
「彼女は俺が初めて教えた生徒の1人なんでね。
教育実習生の頃の好として彼女が1番、放っておけないタイプでこっち側も色々と心配なのでね......。」
「だったら尚更、涼介さんに送ってもらった方が
いいんじゃないんっすか?」
「......百合がどうしても相談したい事が
あるって言うから、
それもかねて俺の方で送って行きたいんだ。
もしそれでも心配って言うなら、百合から山田君に電話すればいいだけの話だろうし......。」
(何か今回の太輔、ちょっと強引な感じするけど......
お酒が少し入ってるからかな?......でもその前に、
私が太輔に相談することってあったけ!?)
「......どうしてもっていうなら、それで構いませんよ?
じゃあ百合ちゃん、家に無事に着いたら
電話なりLINEなり俺に連絡して!」
「わ、わかりました......。」
(何かあっさり認めてない?)←
「ありがとう、山田君。じゃあ百合、
皆さんにご挨拶してそろそろ失礼するぞ。」
「は、はい......。」
「えっと......じゃあお先に私は失礼します......。」
「分かった!百合、気を付けて帰れよ!」
「うん、ありがとう陽向君!」
「......。」
「颯太さんも、お先に失礼します。」
百合達がお店を出て行こうとすると
颯太が思いもがけない言葉を発した......。
「......アンタら、本当にただの
【教師と生徒】の関係?」