第12章 ♡Story9♡ バラエティ初収録!
太輔Side
百合、今日収録あるみたいだけど......
大丈夫かなアイツ......。
アイツの性格なら、
バラエティでも十分通用するだろうけど......。
プルルルル......プルルルル......
そんな俺の心配をよそに1本の着信が入った。
「百合からか?」
そんな期待を少ししながら電話に出る。
「もしもし......」
「藤ヶ谷先生?どーも北山です(笑)」
......コイツかよ。←
「北山先生、休日に電話なんてどうしたんですか?」
「いやー、藤ヶ谷先生が大学に来て
まだ1度も一緒に飲んだことがなかったので
今からどうかなーって(笑)」
「急すぎません!?」
「急ですね(笑)」←
認めんのかよ......(汗)
「俺は別に大丈夫ですよ?」
「そうですか!てっきり断られるかと思いましたよ(苦笑)」
「俺達2人だけですか?」
「はい!他にも誰か誘いますか?全然オッケーですよ。」
......久々に横尾先生誘ってみよっかな......。
急だけど......(汗)
「一応1人いるんですけど大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよー......あ、も・し・か・し・て、
百合ちゃんですか?(笑)」
「違います!何で教師が生徒を
居酒屋に連れて行かないといけないんですか!?」
「ですよね(笑)いくら彼女でも藤ヶ谷先生は
生真面目だから連れて行かなさそうですしね。」
「はぁ......前いた高校で一緒だった横尾渉先生です。
今から電話するところですけど......。」
「僕らと同じくらいですか!?」
「俺より1つ上です。」
「おお!ほぼ同世代!話し合いそー♪」
「横尾先生は真面目だから、
北山先生と合うかどうかわかりませんよ?」←
「何か俺がチャライみたいな言い方ですね(苦笑)
でも大丈夫ですよ、僕フレンドリーなんでどんな人でも
大抵は仲良くなれますから(笑)」
「はぁ......。」
......横尾先生、北山先生みたいなタイプは
嫌いじゃないけど、苦手って言ってたな......。
誘っても大丈夫かな......。