第12章 ♡Story9♡ バラエティ初収録!
「......おい、餓鬼共うるせぇぞ......。」
ビクッ
「そ、颯太さん......。」
ムッ
「何っすかその言い方!
こっちは楽しく話してただけだろ!?」
「こっちはドラマの台本を覚えている途中なんだ......
ちっとも集中できねぇ......。」
「す、すいません......。」
「何で百合はこんな奴に謝んだよ!?」
「だって台本覚えているのも知らずに
はしゃいでしまったので......。」
ボソッ
「......こんな奴に謝る必要なんてねぇのに......。」
「てめぇ.....何か言ったか?」
(や、やばいよこの空気......ここはマネージャーの俺が
止めないと!)
「ちょっと2人t...「お前ら早いな、もう来てたのか!」
......な、中居さん!それに他の方も......。」
涼介が陽向と颯太の間に入ろうとした丁度その時に
番組のレギュラー主演者達が入って来た。
「早いわね百合、予定より早く来ることは
とても素晴らしい事よ?もちろん陽向もね。」
「シオンさん......ありがとうございます!」
百合はシオンにお辞儀をする。
「颯太君!また百合ちゃん達に
突っかかってないでしょうね!?」
「してねぇよ...YuKiNo。ったく
お前は余計なお世話が好きだな......。」
「な、何よ!」
「おいおいまだ収録始まってないんだぞ?
今からギクシャクしてどうすんだ。」
「「すいません......。」」
颯太とYuKiNoは中居に頭を下げ謝る。
ボソッ...
「プクッ...颯太の奴、怒られてやんの(笑)」
「ひゅ、陽向君......(汗)」
ギロッ...
「......。」
颯太は頭を下げながら陽向の方を見て睨む。
(も、もしかしてこの2人も仲悪い系......?)
涼介は陽向と颯太を交互に見て思った。
(うぅ......胃が痛くなってきた.....(泣))
涼介にとっては不安が残る収録になりそうだった。