第11章 ♡Story8♡ モデルは恋愛禁止のようです......
「だからしてないです。」
「絶対うっそだぁ!だってこの2人結構密着してますし、
いくら仕事とはいえ自分以外の男と密着してたら誰だって
嫉妬するじゃないですか(笑)」
「......。」
「まぁ、モデルってなれば同じくらいの
男子モデルの子達と写ることも稀にあるんですかね?」
「僕が知りませんよ.....。」
「藤ヶ谷先生、あくまで仕事なんですから
そろそろ機嫌直してくださいよ~」
「だからしてません。」
「......素直じゃないなぁ(苦笑)」
「......(怒)」
「睨まないでくださいよ!」
(ホント素直じゃないな、藤ヶ谷先生は(笑))
「......僕はまだコピー室でプリントの印刷が
残っているので一旦失礼します。」
「はいは~い♪」
(あ、逃げたな。)←
「北山先生はもう今日の仕事は終わったんでしょ?」
「終わりましたよ!あとは帰るだけです(笑)」
「じゃあさっさと帰ってください。」←
そして太輔は印刷する原稿をもって職員室を後にした。
「本当に素直じゃないですね藤ヶ谷先生は(笑)」
太輔Side
さっきの話、嫉妬してないと言えば嘘になる......。
2人が兄妹とはいえ大人げもなく嫉妬した。
「はぁ......俺ってこんなに心狭かったけ......。」
そんな事を思いながらコピー室に向かう太輔。
そして前から雑誌か何かを読んでいる学生達が歩いてくる。
「なぁなぁ、これ...あ!先生さようなら!」
「あぁ、気を付けて帰れよ......ってか、
危ないからちゃんと前向いて歩けよー?」
「はーい!......でさ、この子めちゃ可愛いんだけど!」
(だーから、前をちゃんと向けって言ってるのに...(汗))
「ホントだ!私はこの服を着てるのが好きだなぁ♪
何か凄いカッコいいし!」
「俺は断然こっちだな!だって凄い守ってやりたい感が
凄いんだよな!」
「何か私ファンになっちゃった!この子、
まだ新人の子でしょ?今月号から入ったばっかりなのに
RABBITの表紙なんて凄過ぎ!」
......ん?RABBITの...表紙......?
この話どっかで......