第11章 ♡Story8♡ モデルは恋愛禁止のようです......
翌日の放課後...
「なぁなぁ百合、久々にみんなでカラオケ行かね?」
「ごめん陸!今から撮影があってさ......
また今度誘ってよ!」
「そうか、わかった!また今度にするよ!
仕事がんばれよ?」
「うん、ありがとう陸。
みんなとカラオケ楽しんでね!」
「あぁ、何か早速忙しそうだな(笑)」
「まぁね(苦笑)......そろそろ涼介さん来るかな?」
「涼介さんって?」
「私のマネージャーさんなんだ。」
「マネージャー付くとかすげぇな(笑)
でも......
お前がどんどん離れていきそうだな......。」
「へ?」
「だってお前は夢を見つけたわけじゃん。
俺はまだ夢っていう夢を持ってねぇし......。」
「陸......。」
「でも、俺もいつかは夢を見つけるぜ?」
「陸なら、陸なら絶対夢を見つけられるよ!
幼稚園からの幼馴染の私が言うんだから!」
「ありがとう、百合。お前が幼馴染で良かったよ。」
陸は笑いながら言う。
「......(微笑)」
百合も微笑み返す。
丁度その時...
「お待たせ百合ちゃん、少し遅れてごめんね(汗)」
「涼介さん!大丈夫ですよ。」
「道路が詰まっててね(汗)」
「ドンマイです(苦笑)」
「じゃあ行こうか。」
「はい!じゃあ陸、また明日!」
「あぁ、頑張れよ!」
百合は陸に見送られ車に乗る。
そして車に乗った百合は助手席の窓を開け、
「陸も夢を見つけてね!」
「余計なお世話だよ(笑)」
「(笑笑)」
そして百合を乗せた車は事務所へ走り出した。
陸は百合を乗せた車を見送り...
「どんどん先にいっちまうな......百合。」
「よぉ陸!百合もカラオケ来る?」
「いや、百合は仕事。」
「マジか...まぁ、また誘うか...。」
「...そうだな。」