第11章 ♡Story8♡ モデルは恋愛禁止のようです......
「ですです(苦笑)
涼介さんはどうしたんですか?」
「うん、俺はここで打ち合わせをする人と約束していてね、
今待っているところだよ。」
「そうなんですか!」
「うん。あとね、百合ちゃんに
ビッグニュースがあるよ!」
「ビッグニュース?」
「百合ちゃん昨日写真撮ったでしょ?」
「はい。」
「編集長が百合ちゃんを表紙にしたいって言ってね、
来月発売のRABBITは百合ちゃんが表紙だよ!」
「ひょ、表紙!?」
「お前すげぇじゃん!早速表紙とか。」
「私もびっくり......。」
「発売日楽しみにしててね。」
「はい!楽しみにしています!」
「良かったな百合。」
「うn......はい!」
(めっちゃ言いづらそう(笑))
百合が必死に敬語を使っているのを見て
微笑ましく思った太輔なのであった。
「じゃあ私達は失礼します。」
「うん、新しい仕事が入ったらまた連絡するね。」
「はい、よろしくお願いします!」
2人は会計を済ませカフェを後にする。
「まさか涼介さんと会うことになるとは(汗)」
「俺も内心ハラハラしたよ......(苦笑)
ってかお前、俺に対して敬語使うの必死だったな(笑)」
「だってさぁ......」
百合と太輔は駅前周辺を周ったりし、あっという間に
時刻は5時となった。
「家まで送る?」
「いいの?」
「あぁ。最近物騒だしな......お前も登下校とか
気をつけろよ?」
「分ってるし!」
百合は太輔に送ってもらうことになった。
「何かもう日課みたいなもんだよね(笑)
出かけたときは送ってもらってるし。」
「そうだな(笑)」
「またね、太輔!」
「あぁ。明日学校なんだから寝坊すんなよ(笑)」
「う、うるさい!」
「(笑笑)じゃあな。」
「うん、ばいばーい!」
百合は太輔を見送って家に入る。
がちゃっ...
「ただいまぁ!」
「お帰りなさい、百合。」