第11章 ♡Story8♡ モデルは恋愛禁止のようです......
「やっぱりそうなるの......?」
「まぁ...直接会うのは減るだろうけど......。」
「......。」
「そんな落ち込むなよ!仕事終わった後だったら
いつでも電話してもいいし......。」
「そうだけどさ...やっぱり寂しいもん......。」
「百合......。」
「でも!別れるよりはマシだし......あくまでそれは
知名度が上がったらだろうし...うん...大丈夫、だよ。」
「......あんまり無理すんなよ?」
「うん......。」
「一旦この話は止めて、何か頼むか?
......もしかして百合、会えなくなるから俺が
嫌いになるとか思ってるの?」
「っ......別に...そう言う訳じゃ......
ちょっと、不安なだけ......。」
「......そんくらいで俺がお前を
嫌いになるわけねぇだろ。」
「......私に興味無くなるかもしれないじゃん......。」
「ばーか、何いらねぇ心配してんだよ......。」
「太輔.....。」
「だから......お前はモデルの仕事を続けろ。
モデルの仕事は楽しいんだろ?
こんくらいの理由で辞めるとか言うなよ?」
「太輔......ありがとう、心が大分楽になったよ......
うん、そうだよね......(微笑)」
「(微笑)......じゃあ何か頼むか?さっきここのコーヒー
飲んだけど凄く美味しかったし、お前も飲むか?」
「......コーヒーなんか飲めないよ(笑)」
「やっぱりまだお子様の百合には
大人の味がわからねぇか(笑)」
ムッ...
「飲めるし!普段は飲まないだけだから!」
「さっき飲めないって言ったばっかりだろ(笑)」
「飲めるから!すいません、コーヒー下さい!」
百合は店員さんを呼び、コーヒーを注文する。