第10章 ♡Story7♡ 初仕事
百合や裕太、涼介、隼人とさおりと他のスタッフなども
ロケバスに乗り込む。
「まさか兄妹で撮影とはな~」
「でもとても絵になるわよね!
コーディネートし甲斐があるわ!」
「私もまさかお兄ちゃんと一緒に撮影があるとは......
思ってもみなかったですよ(汗)」
そしてロケバスはスタジオを後にして
星の丘に向けて走らせる。
「撮影の方はもう慣れただろ?」
「うん!」
「百合ちゃん、ミントガム食べる?」
「はい、食べます!」
さおりからミントガムを貰った百合。
「運転手さん、星の丘まではどれくらいかかりますか?」
裕太は運転手に尋ねる。
「大体30分くらいで着きますよ。」
運転手の言う通り星の丘には30分ほどで着いた。
「んん~空気が美味しい!」
「辺りが森林に囲まれてるからなぁ。」
百合はロケバスから降りて深呼吸をした。
「百合ちゃん、次の衣装は森ガールをイメージさせた
服なんだけどどうかしら?」
「凄く可愛いです!」
「なら良かったわ。今回は特別に裕太君の方の衣装も
選んでみたんだけどどうかしら?」
「お!森ガールならぬ森ボーイですね(笑)」
「やっぱり兄妹だし統一感を出したかったのよね!
隼人、ヘアメイクの方をお願いね。」
「おうよ!俺は普段女子専門だけど、
男のほうも結構な腕前だぜ!」
そして百合と裕太は衣装に着替えた。
「じゃあまずは手始めに裕太からだな!」
「......お願いします。」
「お前まださっきの事気にしてんのか(笑)」
シレッ
「別に。」
しれっという裕太。
「お兄ちゃん......(汗)」
それからあっという間に2人のヘアメイクを済ませた隼人。
「よっしゃ、これで完璧だ!後は頑張れよ!」
「ありがとうございます、小鳥遊さん!」
「それじゃあ百合ちゃんと裕太さん、
撮影の方を始めましょうか。」
「涼介さん!はい!」
「まだまだ元気そうだね(笑)」
「元気ですよ(笑)」
こうして公園での撮影が始まった。