第10章 ♡Story7♡ 初仕事
「百合、撮影の方は順調か?」
「うん!順調順調♪」
「なら良かったよ。」
「午後からは外での撮影もあるんだ!」
「へぇ、なかなか大変そうだな......。」
「うん、でもお仕事は楽しいよ!」
百合は太輔との電話を楽しんだ。
「.......じゃあまた終わったら電話するね!」
「あぁ、残りの撮影も頑張れよ。」
「うん!」
百合は電話を切った。
「わりぃわりぃ遅くなって......あれ?
百合、まだ弁当食べてなかったの?」
電話を切ったのと同時に裕太が戻ってきた。
「お兄ちゃん戻ってくるまで待ってようかなって思って!
......にしても長くなかった?」
「ちょっとね、明日テレビ番組の撮影があるらしいから
その打ち合わせを少しね。」
「お兄ちゃん、もういっそTVタレントになったら?(笑)」
「俺はモデル界一線で頑張るの!」
「(笑笑)」
「まぁ午後からも撮影があんだから早く飯食べようぜ?」
「うん!」
百合と裕太は昼食をとった。
それからしばらくして涼介が戻ってきた。
「百合ちゃん、次の撮影は2時からだよ。
ちなみに撮影場所は星の丘の公園!
準備が終わり次第出発だって。」
「わかりました!」
「あと裕太さん!」
「ん?俺にも何かあるの?」
「次の撮影は裕太さんも一緒にとのことです!」
「俺も?」
「はい、兄妹で一緒に撮りたいみたいです!
急ですけど......大丈夫ですか?」
「百合と撮れるんだし、全然大丈夫だよ!」
「そうですか!良かったです!」
涼介は安堵する。
そして昼食を済ました2人は支度を始める。
10分後...
「お二方、支度の方は済みましたか?」
スタッフが楽屋に入ってくる。
「丁度終わりましたよ。支度出来次第出発ですよね?」
「はい、お外の方に車の用意ができています。」
「分りました!じゃあ百合、行くか!」
「うん!」