第4章 ♡Story1♡ 再会
「ただいま~」
「あら、お父さんが帰ってきたみたいね。」
「お帰りなさ~い、父さん!」
「お~ぉ裕太、もう帰ってきていたのか、早いな~」
「父さんが遅かっただけだよ(笑)」
「ははは、すまんすまん。百合も帰ってきてるのか?」
「うん、丁度ご飯分けてくれてるとこだよ。」
「おぉそうか!今日のご飯は何だ?」
「ハンバーグよ、あなたの大好物の!」
「おお!イイね!明日の卒業式の帰りは百合の
好きなものにするか!なぁ百合、明日の夜、
何食べたい?」
「父さん何でもいいってさ百合!」
「え、ああ......じゃあ...お寿司がいいな!」
「よ~し!明日の夜は寿司だ!」
「ありがとう、お父さん。」
「いいってことよ、にしてもお前、元気ないな。
腹でも壊したか?」
「違うのよ、この子放課後友達とはしゃぎすぎて
疲れたのよ。ね、百合。」
「うん!卒業式前なのにはしゃいじゃったんだよね(笑)」
「しょうがない奴だな(笑)まぁ若いうちにいっぱい遊べ!」
「父さんってホント大雑把だよな(笑)」
「褒め言葉として受け取っとくよ(笑)よし、母さん飯だ!」
「はいはい、貴方って本当に子供ね。」
「プッ...フフフ...(微笑)」
百合は少し吹き出しながら笑う。
(少しは、百合も元気になったようだな......)
裕太は微笑みながら百合を見る。
裕太が思ったとおり、百合は少し元気を取り戻し、
ハンバーグを美味しそうに食べるのであった。