第10章 ♡Story7♡ 初仕事
「何か、
今日の太輔はいつもと違う気がするのは......気のせい?」
「そうか?」
「だっていつもだったら、
『早く帰れ。』的な事言いそうだし.....。」
「えー、あー......まぁ、あれだよ...あれ......。」
「あれって何(笑)」
「......俺だってまだ、百合といたいし......。」
ドキッ...
「っ....ホント太輔って......
たまーに恥ずかしい事言うね(笑)」
「お前ほどじゃねぇけどな...。」
「太輔がいいっていうなら、私校門前で待ってるよ。」
「そうしてもらえると助かる。
職員室前とかで待たれたくないし。」←
「何よそれ!(笑)」
「前のお前だったらそうしそうだし......。」
「......まぁね♪」←
「認めるのかよ!?」
「(笑笑)じゃあ、校門前で待ってるね!」
「あぁ。出来るだけ早く行くよ。」
「(微笑)」
百合は微笑んで先に校門前に向かった。
「さて、俺も早く帰る支度するか......。」
太輔も荷物をまとめ職員室に戻る。
「お疲れ様です!」
「「「お疲れ様です!!」」」
「あ、藤ヶ谷先生!
もうお楽しみの時間は終わったんですか?(笑)」
太輔が自分の席に行くと北山先生がお出迎え。←
「まだ帰ってなかったんですか。」←
「僕もこの資料を片付ければ終わりですよ(笑)
百合ちゃんは?もう帰ったんですか?」
「いや、校門前で待っていますよ。」
「ヒューヒュー!」←
「いい年こいて学生みたいにからかわないでください。」←
「僕、まだまだ若いっすよ(笑)」
「顔だけでしょ。」←
「それ、地味に傷つきます......(泣)」
「じゃあ僕はこの辺で失礼します。」
落ち込む北山先生をよそにさっさと身支度を済ませる太輔。
「......(泣)」
「どわっ!どないしたん、北山先生!?」
「何でもないっすよ......。
藤ヶ谷先生が、反抗期なんです......。」←
「な、何やそれ......(苦)」